初詣や神社にお参りに行ったときに、お賽銭をいくら入れればよいのか?
気になりますよね。
「おさい銭」の金額について
・ダメな金額
・1円、10円しかない場合
・キャッシュレス
などの情報をまとめてみました。
「おさい銭」の縁起のいい金額はいくら?
年末年始はお礼参りや初詣など、神社やお寺に行く機会が何かと多い時期ですね。
そんなお参りに欠かせないのがおさい銭。
おさい銭は神様や仏様に対する日頃の感謝の気持ちを込めて納めるお金です。
縁起のいい語呂合わせ一覧
縁起のいい語呂合わせの金額をまとめてみました!
●10円(5円玉×2):重ね重ねご縁がありますように
●11円:いい縁がありますように
●15円:十分なご縁がありますように
●20円:二重に縁がありますように
●20円(5円玉×4):よいご縁がありますように
●25円:二重にご縁がありますように
●29円:福がありますように
●35円:再三ご縁がありますように
●41円:始終いい縁がありますように
●45円:始終ご縁がありますように
●50円(5円玉×10):五重の縁がありますように
●55円:五重のご縁がありますように
●100円:100の縁がありますように
●115円:いいご縁がありますように
●125円:十二分にご縁がありますように
●415円:よいご縁がありますように
●485円:四方八方ご縁がありますように
ご縁を願う語呂合わせが多いですね。
1年の初めに人や物事とのご縁を願いたい人におすすめです。
硬貨の使い方
これらはできるだけ5円玉を使うことが良いとされています。
やはり「ご縁」の語呂合わせがポイントのようです。
10円玉には「遠縁」という語呂合わせもあり、本気で縁起を担ぎたい人は避けるようです。
しかし、おさい銭には縁起のいい硬貨の組み合わせがあります。
- 白い硬貨(1円玉、100円玉、500円玉)
- 赤い硬貨(10円玉)
- 穴の空いた硬貨(5円玉、50円玉)
以上の3種を組み合わせると想いが届きやすいそうです。
なので、3種類を組み合わせる時には10円玉も使っていきましょう。
115円は硬貨の数が最小限で、縁起のいい語呂合わせと想いが届きやすい3種類の硬貨を使用しているので、小銭をたくさん持っていきたくない場合にもってこいですね。
「おさい銭」のダメな金額はいくら?
縁起のいい語呂合わせがあるのだから、よくない語呂合わせも存在します。
縁起のよくない金額をなんとなく財布から出してポイッとさい銭箱に入れてしまわないように、頭の片隅で覚えておきましょう。
よくない語呂合わせ一覧
33円:散々な1年になる
65円:ろくなご縁がない
75円:何のご縁もない
85円:やはりご縁がない
95円:苦しいご縁にあう
500円(500円玉×1枚):これ以上効果(硬貨)がない
縁起のいい語呂合わせは「ありますように」で終わるのに対し、縁起のよくない語呂合わせは「ない」で終わるのは若干のさじ加減を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
やはりご縁がありますように……ちょっとおかしいですかね?
やはり、「ない」で終わるのが自然な語呂合わせにはなっていますね。
逆に、苦しいご縁がない、にはならないの……?
500円に関してはもはや一休さんレベルのトンチです。
みなさんも、財布に入っていたからといって、これらの金額を入れてしまわないように気をつけてくださいね。
「おさい銭」1円、10円しかない場合は?
財布の中に10円しかない!1円しかない!なんてこともありますよね。
手持ちがあまりない場合、どんなことに気をつければいいでしょうか。
出雲大社の見解
語呂合わせに関しては天下の出雲大社が公式サイトでこのように掲載しています。
お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、
「二重にご縁があるように」と25円、
「始終ご縁があるように」と45円、
「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円
などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。
これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。
大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。
祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。(引用:出雲大社 よくあるご質問)
そもそも感謝の気持ちを納めるおさい銭。
いくら入れてもいいはずなんです。
ポジティブな語呂合わせを紹介!
どうしても気になる!という人は、語呂合わせには語呂合わせで対抗してみましょう。
10円を寿円と読んで縁起のいいおさい銭として使っているという声もちらほら見受けられました。
気の持ちようですからね!
私も負けじ10円のいい語呂合わせを考えてみました。
もし、10円しか入っていなくても、この語呂合わせを念じておさい銭してみてくださいね。
気の持ちようですから!
10を大字表記にすると拾となるため、縁を拾う、という語呂合わせにしてみました。
欲をいえば、縁だけでなく円も拾いたいところです。
どうでしょうか、10円玉しかなくても気にせずおさい銭箱に入れられる気がしてきましたか?
1円玉に関しては、1円玉は銀行に持って行くとほぼ手数料で消える、という神社のつぶやきが話題になったことがありました。
しかし、これも出雲大社のサイトに記載されている通り、気持ちを納めるので、1円玉しかない場合は仕方ないのではないでしょうか。
「一番縁がありますように!」「一年縁が続きますように!」と願いを込めましょう。
すみません、今考えた語呂合わせです。
「おさい銭」キャッシュレスもあるの?ご利益は?
キャッシュレス化の進む昨今、おさい銭もキャッシュレスのものが登場しています。
さい銭箱周辺に貼ってあるQRコードを読み込んでおさい銭するそうですよ。
キャッシュレス対応の神社やお寺
- 栃木県 日光二荒山神社
- 東京都 愛宕神社
- 徳島県 平等寺
- 京都府 東本願寺
上記の神社やお寺を筆頭におさい銭のキャッシュレス化が広がっているそうです。
その背景は、外国人観光客の増加にあります。
外国人観光客には現金を持たない人が多く、有名な神社には「電子決済できないのか」という問い合わせが寄せられるそうです。
日本でもキャッシュレス化が進んでいますから、これからもキャッシュレスさい銭は広がっていきそうですね。
気になるご利益
ご利益に関しては、どういう方法でさい銭したかではなく、真摯な気持ちで日々を過ごすことが大切です。
これは出雲大社のサイトにもありましたね。
金額やさい銭方法が問題なのではなく、神仏への感謝を忘れずに日々をどう過ごすか、というのがどこの神社やお寺でも大切なことなのではないかと思います。
神様や仏様にお願い事をするというより、決意表明をして奮い立たせる感覚かもしれません。
なので、現金で115円おさい銭したからといって、日々をないがしろにしていては、思い描いた1年は実現できないということですね。
「おさい銭」のまとめ
◯縁起のいい語呂合わせはたくさん!願いに合わせて金額を選ぼう!
◯中には縁起の悪い語呂合わせも。縁起を担ぎたい人は注意!
◯とはいえ、大切なのは気持ち!いくら入れたかは関係なし!
◯神社仏閣でも広がるキャッシュレス化!
もうすぐ新しい1年がはじまります。
目標を達成できる1年になるよう、初詣でしっかりお祈りをして、充実した1年を過ごしましょう。