「カニ」はおいしいですが、色々種類があります。
よく言われる「ズワイガニ」について
・ズワイガニとタラバガニの違い
・ズワイガニと松葉ガニの違い
などの情報をまとめてみました。
「ズワイガニ」と「紅ズワイガニ」の違い
ズワイガニ、毛蟹、タラバガニ、松葉ガニ、サワガニ、タカアシガニ…。
このように、蟹にはたくさんの種類があります。
黙って食べるほどみんな大好きな蟹ですが、その中でもズワイガニと紅ズワイガニについて調べていきます。
調べる前の全く知識がない状態の私が勘で答えるズワイガニと紅ズワイガニの違いは、ズバリ!ズワイガニは火を通す前で紅ズワイガニは火を通した後!です!
ズワイガニと紅ズワイガニの大きな違いはやはりその体の色にあります。
紅ズワイガニは名前の通りズワイガニの仲間なのですが、茹でる前から鮮やかな赤なんです。
はい、ここでもう私の予想外れてますね。叱られて当然です。
ズワイガニは日本海周辺の水深200m〜600mに生息しているのに対して、紅ズワイガニは水深500m〜2000mに生息しています。
紅ズワイガニの方が深い海で生活しているんですね。
どんな食べ方でも美味しいズワイガニに対して、紅ズワイガニは水分が多く、日持ちがしません。
新鮮なものは蟹本来の甘味が贅沢に味わえて美味しいらしいのですが、スーパーなどに出回る頃には日持ちの問題からしっかりボイルされてしまっています。
上の写真がズワイガニです。
そしてこれが茹で…じゃない、紅ズワイガニです。
紅ズワイガニって茹でたら何色になるんでしょうか。
商品などの画像を見る限り、色は変わらなさそうだったのですが、どうせなら黒とかになって欲しかったです。
ズワイガニと紅ズワイガニ高いのはどっち?
とはいえ、ズワイガニもそこそこ赤いので写真だとどっちがどっちだかわかりません。
ちなみにこれはズワイガニです。
さて、金額の違いについて調べてみましょう。
調べる前の私の予想はこちらです。
同じズワイガニの仲間だし、深いところから引っ張り上げる分、経費とか上乗せされて紅ズワイガニの方が高いんじゃないの?名前もなんかめでたいし。
ということで、調べた結果、高いのはズワイガニということがわかりました。
ズワイガニの相場は一杯約5,000円に対して、紅ズワイガニの相場は2,500円と、約半額だそうです。
えっ、水分が多いとかうまいこと言って、水っぽくてマズイってことなんじゃないの?と思ったそこのあなた!私もそう思います!
しかし、調べてみるとそういうわけではなさそうです。
紅ズワイガニの方が、身入りが少ないことが多く、ズワイガニよりたくさん獲れるから安いみたいです。
産地はどちらも日本海沿岸!
先ほども触れたように、ズワイガニは日本海周辺の水深200m〜600m、紅ズワイガニは水深500m〜2000mで暮らしています。
日本海の荒波に揉まれて生きてるんですね。
そりゃ固い甲羅に守られたくもなります。
いや、海底は波関係ないですね。
ズワイガニと紅ズワイガニの旬はいつ?
剥かれてしまうともう何ガニなのかさっぱりわかりません。
そんなタラバガニの旬は11月頃から3月までだそうです。
冬になったら蟹が食べたくなるよね〜なんて思いますが、それもそのはず旬なんです。
対して紅ズワイガニは9月から6月まで。
ほぼ一年中獲れるんですね。
7月8月は、やはり蟹も夏休みを取りたくなるのでしょうか。
大きさは違うの?
こちらはおそらく両方茹でてある写真でしょう。
さすが親戚、どっちがどっちだかわかりません。
大人のズワイガニと紅ズワイガニの大きさは甲幅が15cm前後で脚を広げて約80cmと、違いはそこまでないそうですが、紅ズワイガニの方が深海で成長に時間がかかるそうで、水揚げされるものは小ぶりのものが多いようです。
身入りも少なめで小ぶりとなると、価格が下がるのも納得です。
「ズワイガニ」と「タラバガニ」の違い
続いてはズワイガニvsタラバガニです。
タラバガニといえば、蟹じゃない説で有名ですが、実際どうなんでしょうか。
この二つの大きな違いは、ズワイガニは脚が10本、タラバガニは脚が8本なことです。
ズワイガニの勝ち〜!
生物学上、タラバガニはヤドカリの仲間なんですね。
言われてみたら、なんとなくヤドカリ感ありますよね、上の画像。
でも美味しいものは美味しいんです。
私はタラバガニ好きですよ!
実際どっちが高いの?
そろそろデスクトップが蟹の画像で埋まってきました。
さて、蟹といえばズワイかタラバか、といった感じのお二方ですが、どちらの方が高いのでしょうか。
ヤドカリごときに負けて欲しくないわ!頑張れズワイ!!
実際のところは、ズワイガニは5,000〜10,000円程度(もう少し高いものもあります)に対して、タラバガニは7,000〜15,000円程度と割高です。
蟹、ヤドカリに負ける。
タラバガニはどこに住んでるの?
王者タラバガニ、圧巻の氷漬けです。
まぁでもデカいですからね。値も張りますよね。
そんなヤドカリ…タラバガニは、日本海や北海道の海、ロシア近辺など、寒い海に住んでいるそうです。
水深は日本海付近では300mほど、北極方面では水深30mと浅瀬に住んでいます。
寒いところに住んでるから甲羅もゴツゴツと立派なんでしょうか。
旬は二度あるタラバガニ!
タラバガニには4月から5月と、11月から2月の年2回旬が訪れます。
春になって身の甘みが増す時期と、脱皮後の2回だそうです。
やはり蟹は冬が美味しいんですね。
ズワイガニの旬が終わった4月から5月にも美味しく食べられるのは嬉しいです。
大きさは王者タラバガニの勝利!
たまには調理後の写真も載せておきます。
さて、大きさは言わずもがな、タラバガニが大きいですよね。
甲幅は25cm、脚を広げると100cmを超える大物です。
しかも図太いとなれば食べるところもいっぱいで高くもなりそうです。
食べ応え抜群でぷりぷりの食感が特徴のようです。
味はズワイガニに比べると大味で淡白だそうです。
ようやく勝ったぞ、ズワイガニ。さすが本物の蟹。
「ズワイガニ」と「松葉ガニ」の違い
続いてこちらは松葉ガニ!
あれ?でもこれ見覚えありませんか?
そうです、茹でる前のカニ!じゃなくて、ズワイガニ!
松葉ガニとは山陰地方で水揚げされるズワイガニのオスのブランド名なんです。
松葉ガニ、実はズワイガニだったんですね!
夫が山陰地方の出身で、この前法事のついでに生きた松葉ガニを2匹も買ってきてくれたのですが、ズワイガニとも知らず「早く食べなきゃ」という思いから雑に食べてしまいました。
ズワイガニだと認識していればもっと丁寧に食べたのに…。
ということで、ズワイガニとの大きな違いはもちろんありませんが、松葉ガニはブランドガニというだけあって、最高値として20,000円を記録したことがあるそうです。
さぞ美味しいカニなんでしょうね…!
おすすめのカニは何?
これまで調べてきた中で、私が感じた個人的な意見でおすすめを紹介します。
まず、とにかく蟹を楽しみたい!という方にはこちらの蟹!
そして王道の旨味を楽しみたい方にはこちら!
そしてそして、たっぷり蟹を満喫したい方にはこちら!
全部写真だけでわかりましたか?
上から、紅ズワイガニ、ズワイガニ、タラバガニです。
やはりこうして並べるとタラバガニのヤドカリ感が伝わりますね。
脚の関節の曲がる方向がヤドカリです。
正直にいうと、やはり王道のズワイガニを楽しみたいですよね。
安く食べたい、お金払うなら大きい蟹を食べたい、そんな気持ちもあるのですが。
値段は中間、調理法もオールラウンダーなズワイガニは使い勝手も抜群です。
そして何と言っても、味がピカイチのズワイガニをおすすめナンバーワンとして私としては選出したいところです。
しかし、これだけ種類があるので、とにかく安く!でも良いですし、とにかく大きい蟹!もいいですし、味を追求!でも、気分に合わせてぴったりの蟹を選んでいきたいですね。
選べる財力を伴えるように頑張ります!
「ズワイガニ」のまとめ!
◯紅ズワイガニは茹でたズワイガニじゃない!元々きれいな赤色です!
◯紅ズワイガニの方がリーズナブル!
◯タラバガニは大きくて値段も高い!
◯ズワイガニの方が蟹の味がしっかり味わえる!だってタラバ、ヤドカリだから…
◯松葉ガニはタラバガニの山陰地方のブランド名!
◯おすすめはやっぱりズワイガニ!
これからの季節はズワイガニが美味しい季節ですよ!
旬を逃さず蟹ライフを楽しみましょう。